これから入園する子どもたちへ
CHRISTIANITY
正しさを求める心を育む
世界で最も欠乏しているものは人物である。
世界で最も欠乏しているものは人物である。それは売買されない人、魂の奥底から真実で、正直な人、罪を罪とよぶのに恐れない人、磁石の針が南北を指示して変わらないように、良心が義務に忠実な人、天が落ちかかろうとも正しいことのために立つ人、・・・そういう人である。
The greatest want of the world is the want of men - men who will not be bought or sold, men who in their inmost souls are true and honest, men who do not fear to call sin by its right name, men whose conscience is as true to duty as the needle to the pole, men who will stand for the right though the heavens fall.”
E・G・ホワイト著「教育」福音社
「自分さえ良ければそれでいい」、このような風潮が強まるなか、こども達を取り巻く社会は彼らに何を教えるのでしょうか。人は自分のことを第一にするがゆえに、何か大切なものを失ってはいないでしょうか。どのような状況にあっても、正しいことのために立つ人、そのような人物が今社会に求められているのではないでしょうか。
沿革
三育学院は明治31年(1898)セブンスデー・アドベンチスト教会(プロテスタント)の宣教師W.C.グレンジャーの和英聖書学校(東京・芝)にさかのぼります。
大正15年(1926)、房総半島の(現)袖ヶ浦市の美しい松林の丘をキャンパスに選び、宣教師、教師、学生、生徒の手で日本三育学院の校舎建築、造園をし、自ら作り出したユニークな三育教育を始めた建学の精神は今に至っています。
本学院は同じ教育方針のもと、幼稚園は昭和28年(1953)、小学校は広島市で最初の私立小学校として昭和31年(1956)に設立されました。
1953年(S28年)
幼稚園開園(初代園長:世並正次、教師3名、園児78名)
1954年3月(S29年)
幼稚園第1回卒園式(卒園生61名)
1955年3月19日(S30年)
日本三育学院広島教会三育小学校後援会組織
1956年4月10日(S31年)
小学校開校(初代校長:川井英一、教師1名、児童16名)
1959年3月20日(S34年)
小学校第1回卒業式(卒業生5名)
1973年12月(S48年)
鉄筋コンクリート3階建て校舎・園舎落成
1976年11月3日(S51年)
小学校創立20周年記念式典開催、於:広島平和記念会館
1977年4月(S52年)
広島三育学院大和キャンパス(小学校・中学校・高等学校)開校
1978年3月(S53年)
鉄筋コンクリート4階建て、同2階建て1棟が増築完成
1984年11月(S59年)
新教会堂献堂並びに落成式(教会堂、園舎の一部、職員住宅)
1997年1月19日(H9年)
小学校創立40周年記念行事 於:プリンスホテル
1999年(H11年)
鉄筋コンクリート3階建て新館完成(事務室、音楽室、コンピュータ室、会議室)
2001年4月(H13年)
図書室検索システム稼動開始
2003年11月24日(H15年)
幼稚園創立50周年記念式典、於:広島国際会議場フェニックスホール
2003年12月4日(H15年)
広島市環境美化永年活動功労者表彰受賞
2004年3月(H16年)
ホームページ開設(第51回卒園記念・第46回卒業記念)
2004年4月23日
平成16年度読書活動優秀実践校文部科学大臣表彰受賞
2004年5月22日
平成16年度春季善行表彰(環境美化)受賞
校長あいさつ
広島三育学院小学校
校長 落合 均
親御さんが子どもに願うのと同じように、教師たちも児童たちが幸福な人生を送ってほしいと願います。 「幸福な人生」とはどのような人生でしょうか。経済的な潤い、高い地位や名誉を得ることが「幸せな人生」だとすれば、とても寂しく空しいものではないでしょうか。 「幸福」の本質が何であるかを知るためには、自分の存在意義をしっかりと心に留める必要があります。自分が生かされている真の理由を見出せる人は、自ずと何が幸せか、そのために何をすべきかがわかるでしょう。その本質は本校の校訓に表されています。 これからの社会では、ますます真の幸せを知る人物が必要になるでしょう。私たちは、この学校で児童たちが、人を幸せにする生き方、人の役に立つ生き方こそが最も幸せな生き方であるということを学び、神と人から愛される人に成長することを願い、教育活動を行っています。 児童たちが個性を発揮しながら融和し、明るく元気に学校生活をおくる姿と、心清らかに賢さを増していく成長経過を見ていただければ、三育教育の価値をご理解いただけるものと思います。 是非、本校を訪ねてくださり、教育の成果をご自身の目でお確かめください。